■ゆず茶の原料の「ゆず(柚子)」ってどんな果物?
「ゆず」は、柑橘系の果物です。通常は漢字で「柚子」と書きますが、
古名で「柚」と呼ばれていたため、現在もそれを由来として「柚」や「木柚」と書いたりすることもあります。
ゆずの原産地は、中国の揚子江(長江)の上流の方で、朝鮮半島を経由して日本に入ってきた渡来種の果物です。
皮の部分がぼこぼこしていて、見た目がごつい感じがするので、
「鬼橙」とか「鬼ゆず」なんていう、ちょっと恐ろしげな名前をつけられてしまったゆずの種類もあります。
柑橘類の中では、耐寒性が最も強く、そのため、日本では、北は岩手まで、
南は宮崎までと、広範囲の栽培範囲となっています。京都や大阪、高知などが特産地として有名です。
京都では、水尾というところで栽培されている「水尾ゆず」が有名です。
ここは日本のゆず栽培発祥の地とも言われています。
京都は漬物でも有名なところですから、「ゆず大根」なんていう漬物にもゆずが使われていたり、
「ゆず風呂」にもゆずを使ったりするそうです。この「ゆず風呂」はお肌がスベスベになる効果もあるのだとか。
奈良時代の書物「続日本紀」にゆずを引き合いにして都に降って来た隕石の大きさを語る文章が見られます。
このことから、奈良時代にはもう都の近辺でゆずが栽培されていたことが裏付けられています。
平安時代中頃に書かれた漢和辞典(日本最古のもの)にもゆずに関する記述があり、
また、江戸時代の食べ物について書かれた書物「本朝食鑑」にも、
「ゆずを絞ってその汁を酢の代わりに使う」という記述があります。
そんな昔からゆずは日本人の食生活に登場していたなんて、オドロキですね!
ゆずの特徴は、その爽やかな香りにあります。
そのゆずの皮を主に使って、様々なものに用いて、そのゆずの爽やかな香りを楽しみます。
食用では、皮を細かく刻んで薬味にしたり、柚子羊羹や柚子餅、柚子ゼリーなどお菓子の材料として使ったりします。
また、水炊きなどの鍋物の時に、柚子酢を使った「ぽん酢」をつけて食べる食べ方もポピュラーとなりました。
最近では、胡椒にゆずの皮を混ぜた「ゆずコショウ」やドレッシングにゆずを入れた
「ゆずドレッシング」などが商品として販売されています。
■ゆずの栄養価
ゆずは、柑橘類の一種なので、当然ビタミンCを多く含んでいます。
そのほか、カルシウム、カリウム、鉄分、ミネラルなど、多くの栄養素を含んでいる非常に優れた食べ物です。
特にゆずの皮は、その果実よりも皮の方に栄養が多く含まれていて、
果汁と比較して、その4倍ものビタミンCが含まれているのです。
皮に含まれているビタミンCには、コラーゲンを生成する働きがあり、それは柑橘類の中でも飛び抜けて優れています。
ゆずは昔から風邪の特効薬して重宝されてきましたし、皮を刻んでそれを皮膚に塗れば、
アカギレやヒビなどに効くという治療薬としても用いられていたようです。
「節分の日にゆずを食べると長生きをする」とか、
「薬師の日にみそをつけたゆずを食べるとお腹が痛くならない」などという民間療法が伝えられてきたのは、
昔の人がゆずが体にいいということを感覚的に知っていたからなのでしょう。
■ゆず茶の食べ方
ゆず茶はそのまま飲む以外に、こんな食べ方もできますよ!
☆アイスゆず茶
ゆず茶と水をミキサーに入れて細かくしてから、もう一度氷を入れて細かくしてグラスに注ぐ。
ミントの葉などを添えると見た目も涼しげです。
☆ ゆずサワー
ゆず茶を大さじ2〜3程度グラスに入れてます。
それに冷たいソーダ水を入れてよくかき混ぜて、最後に氷を入れます。
☆ゆずヨーグルト
器にヨーグルトを入れて、そこにゆず茶を大さじ大さじ3〜5程度入れて、よくかき混ぜるだけ。
飾りとしてミントの葉などを添えるとオシャレですよ
■ゆず茶の作り方
ゆず茶はどのようにして作られるのでしょうか?簡単にその主な作り方を説明してみます。
ゆずを水洗いして、ヘタを取り除きます。
ゆずを縦に切って、種を取り除いた後、横方向に短冊状に切ります。
口の広い瓶を用意して、2で切っておいたゆずと氷砂糖を交互に入れます
中身を入れ終わったら、蓋をしっかりとして、氷砂糖が溶けるまで時々瓶を軽く振ります。
そして、その氷砂糖が全部溶けると、出来上がりです。
出来上がりまでは、大体2週間くらいでゆず茶ができあがります。
出来上がった後は、冷蔵庫に入れないと、発酵してしまうので、別の容器に移して冷蔵庫で保管します。
物によっては、氷砂糖ではなく、蜂蜜を使っているものもあり、
市販されているものは、その製造元によってそれぞれ特色があるようです。
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